BMW 48V車両電装 サービスに関する注意事項
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#BMW #48V #12V #バッテリー
この時期になると、正規Dのサービス部門は予算達成の近道としてバッテリー交換を盛んにプロモートして来ますが、まずは充電器でメンテナンスすることをオススメします。ネットでよく見掛ける突発的なバッテリートラブルも回避することが出来ます。純正バッテリーは定期的にメインテナンスを実施すれば、耐用年数(約8年x0.8←部品屋の安全係数)持ちます。
BMW純正 バッテリー充電器 AGMバッテリー対応 リチウムイオンバッテリー対応
販売価格 ¥32,700- (税込)
(注1)販売価格は2023年11月13日現在のものです。価格は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。
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それでも交換しなければならない場合、最近のMHEVモデルは12Vバッテリーに加えて48Vバッテリーも積んでいますので下記の注意事項を一読下さい。
PHEV、BEVモデルはエンドユーザーが手を出してはダメです。
サービスに関する注意事項
ワークショップでのサービス作業の際は、車両のフロント フードが開くとすぐにメンテナンスモードが開始されます。これにより、48V エレクトリカル システムが遮断されます。この状態は、フロント フードが閉じられて、「ドライブ」に切り換えられるか、または外部からの充電が検知されるまで継続されます。
メーターパネルも表示される注意事項は世代と車両ごとに異なる場合があります。第2世代以降の48V エレクトリカル システムでは、電気的補助バッテリーの無電圧状態はPAD モードでのみ表示されます。
バッテリー マイナス ケーブルを外す
エアバッグ システムの作業や電子制御ユニットの交換など異なるサービス作業ではバッテリー マイナス配線を取り外す必要があります。48V エレクトリカル システムの場合、特定の手順を遵守することが必要です。
第1世代48V エレクトリカル システム
まず、48 V バッテリーのグラウンド ケーブルを取り外します。次に、メーターパネルでシステムの無効化を確認します。最後に、12 V バッテリー マイナス ケーブルを外します。
第2世代以降の48V エレクトリカル システム
まず、フロント フードを開き、メーターパネルでPAD モードの48V エレクトリカル システムが無電圧状態であることを確認します。次に、12 V バッテリーのグラウンド ケーブルを外して、車載ネットワークが無電圧状態であることをメーター パネルの PAD モードで確認します(メーター パネルがオフになっていなければなりません)。
48 V バッテリーまたはスーパーキャパシターの交換
48 V バッテリーまたはスーパーキャパシターの交換後はサービス機能を実行します。納入されるバッテリーまたはキャパシターは輸送モードになっており、スイッチ コンタクター / 半導体ブリッジ(MOSFET)が閉じることができないため、この作業が必要です。
スーパーキャパシターとは異なり 48 V バッテリーは危険貨物に該当します!
外部充電
車両の外部充電は従来通りエンジン ルーム内の12Vジャンプスタート用端子で行います。優先的にこれで12 V バッテリーを充電するべきです。12 V バッテリーの充電状態限界値約50 %より下がると48 V バッテリーも充電され始めます。この際システムは規定チャージ電圧を超えた後に起動され、ブーストモード(12 V–>48 V)にされます。48 V バッテリーの外部充電はPWF ステータス「ステイ」または移行状態「パーキング機能」とPADで行うことができます。
車両が待機状態でインテリジェント バッテリー センサーIBSが外部充電を検知し、車両をウェークアップし、これに続いて48V エレクトリカル システムが起動されます。外部充電はチャージ電圧が再び低下するか、または 48 V バッテリーがフル充電されると終了します。
自動外部充電検知はフロント フードが開いているときしか機能しません。12 V バッテリー充電器を接続してフロント フードを閉じても、48 V バッテリーは充電されません。第2世代48V エレクトリカル システムを搭載した車両の場合、48 V バッテリーの放電はバッテリー充電器が接続され、フロント フードが閉じていれば阻止することができます。このためにはショールームモードを有効にする必要があります。
非常再充電
緊急充電機能はPHEVに類似していくかたちで実装されています。この場合、12 V バッテリーが車両のスリープ モードで臨海の限界値より下がると、車両がウェークアップし、48 V バッテリーから充電されます。ここでの前提は最新の以下の条件があることです:
- スリープ モード前に車両が 1 分以上 12 V を超えていること(この機能のために IBS を作動状態にすること)
- 車両がスリープ状態であること、電圧が 12 V 未満に低下していること
基本的には48 V バッテリーが一定の限界値に達するか時間超過するまで充電されます。その後、車両は再びスリープ モードに移行します。
アフター ランニング サポート
PWF 移行ステータス「パーキング機能」で 30 A を超える消費電流が測定された場合、48V エレクトリカル システムによる 12V 電気系統のサポートは、移行ステータス「パーキング機能」では有効なままです。サポートが再び無効になるのは、消費電流が 10 A を下回り、48 V バッテリーが激しく放電している場合、または、最大アフター ランニング時間を超えた後です。