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2020-12-07

(BMW DIESEL)ディーゼル燃料による冬季の運転


寒冷地(!)におけるディーゼル燃料を使用した冬季の運転について、寒冷地以外に居住するBMW車オーナーは正しく理解することが必要です。
下記を一読して下さい。


夏⽤ディーゼル燃料と冬⽤ディーゼル燃料では、⼀定のマイナス温度になった際にパラフィンが分解され、粘度が⾼くなります。ここで発⽣するパラフィンはフィルターの詰まりの原因となります。この低温時における挙動を向上させるため、メーカー側では季節に応じてディーゼル燃料にフローインプルーバーを追加しています。これによって、標準燃料フィルターヒーターとの連携の下、正常な運転が⾏なえるようになります。フローインプルーバーの後からの追加は、ガソリン燃料の混⼊と同様、直噴ディーゼルエンジン以降はインジェクションポンプ/⾼圧ポンプを破壊します。このため、絶対にこれを⾏なわないでください !

注:1985年以降、全てのBMW Groupディーゼル⾞に燃料フィルターヒーターが標準装備されている。⾛⾏時に発⽣する微細なフィルター孔(3ー5μm)の詰まりを効果的に防⽌します。約. -22 ℃ までの温度耐性が保たれます。夏季に充填した燃料で冬季にエンジンを稼動すると、稀に⾞両が停⽌してしまうことがあります。例えば暖かい地域から寒い⼭岳地帯へ⾛⾏する場合には、途中で冷温耐性のディーゼル燃料を給油するといいでしょう。

電気ヒーターの温度感応型⾃⼰制御機能によって、過剰な電⼒負荷の発⽣が阻⽌されます。 


燃料フィルターヒーター

燃料フィルター ヒーターは燃料フィルター ハウジングに差し込まれており、固定クリップで固定されています。燃料は燃料フィルター ヒーターを通って燃料フィルターへ流れます。ウィンター ディーゼルは低い温度でもさらさらとした状態が保たれるので、ウィンター ディーゼル使⽤時は燃料フィルター ヒーターは通常オフの状態です。

デジタル ディーゼル エレクトロニクス (DDE) は、内蔵電源モジュールを介して燃料フィルターヒーターをオンオフします。燃料フィルター ヒーターは、以下の条件が同時に満たされている場合に、オンにされます:

  • 燃料ポンプの電気出⼒は 3 秒間保存された学習値+オフセットにより⾼くなります。オフセットは特性マップに基づいて特定され、エンジン回転数および噴射量に依存しています。
  • 燃料温度が -1 °C以下
  • バッテリー電圧は 9 V 以上 

  1. 燃料フィルター 
  2. 燃料フィルターヒーター 
  3. 4 ピン コネクター

燃料フィルター ヒーターは以下の条件下でオフにされます:

  • スイッチ オン タイム 5 分以上
  • 燃料温度が 8 °C以上
  • バッテリー電圧が 30 秒以上 9 V 以下

私見としては、ディーゼル燃料ばかりに目が行きがちですが、燃料の他にバッテリーの状態、クーラントの状態に注意する必要があると思います。寒冷地仕様の燃料を補充してもバッテリーが弱っていては正常なエンジン始動能力を発揮することが出来ません。また、クーラントについてはラインからの漏れに注意して下さい。特に、クイックリリースカップリングのOリングには特に注意が必要です。長期間に渡り寒冷地に滞在する場合は、クイックリリースカップリングに断熱テープを巻く方法も有効となるでしょう。尚、燃料フィルターは4回目のエンジンオイル交換毎(走行距離60,000kmまたは48ヶ月)に新品に交換することが推奨されています。交換時期を超過している場合は最寄りのディーラーでの交換をオススメします。ご自身で交換される場合は部品代は約7000円弱です、お気軽にお問い合わせ下さい。

以上、何かのヒントになれば幸いです。

 

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