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2020-05-26

サブコンチューニングとDMEチューニング

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以前サブコンを扱っていたからでしょうか、たまに「サブコンチューニングとDMEチューニングとではどちらがいいでしょうか?」というお問い合わせをたまに頂きます。

正直に言って返答に困ります。どちらも一長一短があって一概にはXXXXXXXのほうがイイですよ!とは言えません。最終的な選択はお客様自身となります。DMEチューンに関しては昨年ぐらいから“BOOTMOD3”が大人気ですね。サブコンについては沢山のメーカーからリリースされていますから、選定はなかなか難しいですね。以前弊社で扱っていたメーカーはオススメですが外装だけを変更してOEM製品として販売されている国内の会社さんもありますので詳細は省略します。

DMEチューンにしてもサブコンにしても気を付けなくてはいけないのは、そのチューニングが原因で車に不具合が発生してもBMW社の保証は効かないと言うことです。サブコンは外してしまえば元に戻りますが、DMEチューンの場合は少し事情が異なります。未だ記憶に新しい排出ガス規制不正問題。この問題でメンツを潰された検査機関、一応の決着は見ましたが、その影響がECUのCVNとCAL-IDです。詳細については参考になりそうなパテントを最下段に掲示しましたのでご興味ある方はお読み下さい。

Calibration Verification Number (CVN): a number set by OEMs to verify the integrity of the vehicle software
Calibration Identification (Cal-ID): an ID for the software installed on the Electronic Control Unit (ECU)

このECU(BMWではDME)のCVNとCAL-IDがDMEチューンを実行した際に変更されてはいけませんし、仮に変更された場合、元に戻せるかと言うことです。多分無理です。そうした場合、アメリカのカリフォルニア州とかEU圏においては改造車と見なされ車検が通らなくなると言うことです(間違いがあればご指摘下さい)。日本でも近い将来、同様の規制が施行された場合にどういった影響が出るのでしょうか。クルマを売却するときはDMEチューンをしていないと誓約書に書かせるとか、、、、さっぱり分かりませんが、困った状況に陥る人は必ずいるでしょうね。では、どうやってこのCVNとCAL-IDの初期値を調べるか。エンドユーザーは不可能ですが、車台番号と紐付けされて大本山のサーバーに記録されています。

持論ですが、クルマはノーマルが一番ですよ。速く走らせたいならアクセルを余分に踏む、軽くする、足回りを弄るから始めてみたらどうでしょうか。軽さ、これに勝るモノはないですよ。オマエが言うなと言う意見もありますが、より大きなエンジンパワーが必要な場合は上位モデルを買いましょう。

最後にBMWAG社のエンジンチューニングに関する見解です。運が悪いと、、、お気を付け下さい。でもやっぱりサブコンかな。

ref.(発明の名称)自動車用データ異常判定装置

 

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